彗星探査ミッション「Comet Interceptor」における超小型探査機の開発メーカーに選定
Comet Interceptorは、太陽系形成初期の始原的な特徴を残す「長周期彗星」を人類として初めて直接探査するミッションです。
アークエッジ・スペース 月へ向かう超小型探査機「EQUULEUS」の運用に参画
超小型人工衛星による地球周回軌道コンステレーションから深宇宙探査などの幅広いミッションを推進する株式会社アークエッジ・スペース(本社:東京都江東区、代表取締役 CEO:福代孝良)は、月へ向かう超小型探査機「EQUULEUS(エクレウス)」の運用に参画していますので、お知らせします。 EQUULEUSは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)及び東京大学が共同で開発した超小型探査機であり、将来は人が滞在する深宇宙の拠点の候補として考えられている「地球―月のラグランジュ点」まで効率的に到達することを目指しています。 EQUULEUSは、アメリカ航空宇宙局(NASA)が主導する月面探査プログラム全体の総称である「アルテミス」計画の第一弾の「Artemis1」ミッションにおいて他のペイロードと共に、2022年11月16日にケネディ宇宙センターから打ち上げられ、順調にミッションを継続しています。 アークエッジ・スペースは、東京大学からの委託を受け、EQUULEUSの宇宙空間での初期運用業務に参画し、初期運用業務の完了と定常運用への移行に貢献しました。 今後の予定 EQUULEUSは、引き続き、太陽ー地球ー月圏における軌道制御技術の実証を進めるとともに、ラグランジュ点に向かう長い航行期間を活用した3つの科学観測ミッションを進めていく予定です。アークエッジ・スペースは、弊社の超小型人工衛星の高い運用技術を活用して、EQUULEUSのミッション成功に向けて貢献してまいります。 さらにアークエッジ・スペースは、東京大学在学時に本探査機の開発に関わった創業メンバーをはじめとして、日本の月面産業の構築や深宇宙探査に貢献するなど、世界最先端の超小型人工衛星で人類のEdge(エッジ)に挑戦していきます。 画像提供:東京大学 中須賀・船瀬研究室 超小型探査機「EQUULEUS」について 超小型探査機「EQUULEUS」(EQUilibriUm Lunar-Earth point 6U Spacecraft)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)及び東京大学が共同で開発した6Uサイズ(約10cm×20cm×30cm)の超小型探査機です。探査機自身が軌道を制御し、月の重力をうまく使って軌道を遷移する「月スイングバイ」を行い、将来は人が滞在する深宇宙の拠点の候補として考えられている「地球-月のラグランジュ点」まで効率的に到達することを目指しています。 【参考】JAXA超小型探査機EQUULEUSの初期運用期間終了について https://www.jaxa.jp/press/2022/11/20221126-1_j.html 株式会社アークエッジ・スペースについて アークエッジ・スペースは、東京大学で培った超小型人工衛星の開発技術や利活用技術を元に事業化を行うことを目的として2018年に創業しました。現在、超小型人工衛星を中心とする多種類複数の人工衛星生産体制を構築し、超小型人工衛星、地上局整備、関連部品の設計・製作などのハードウェア事業に加え、人工衛星運用サービスの提供、関連するソフトウェア開発、教育・コンサルティングなどの各種事業を幅広く展開しております。 これまで、ルワンダ公共事業規制庁(RURA)にルワンダ衛星「RWASAT-1」を提供するなど、海外への衛星供給実績を有します。また、昨年度よりJAXAの「『月面活動に向けた測位・通信技術開発』に関する検討」の委託先の一つに選定され、月通信・測位衛星システムや、月―地球間超長距離通信の技術検討を進めています。 今後は、IoT通信、地球観測、海洋VDES等に対応した人工衛星コンステレーションの構築を実現するとともに、月面活動にむけた衛星コンステレーション構築に必要となる超小型人工衛星の開発及び実証に取り組んでまいります。
株式会社アークエッジ・スペース、パリ平和フォーラムの「ネットゼロ・スペース宣言」に参加
超小型人工衛星による地球周回軌道コンステレーションから深宇宙探査などの幅広いミッションを推進する株式会社アークエッジ・スペース(本社:東京都江東区、代表取締役 CEO:福代孝良)は、2030年までに宇宙の持続可能な利用を実現するため、パリ平和フォーラムが2021年11月に産業界や制度的パートナーとともに立ち上げた「ネットゼロ・スペース宣言」に参画しました。 ネットゼロ・スペース宣言は、社会や経済が依存している宇宙インフラを保護すべく、宇宙の安全性と持続可能性の促進及び保護を目的とした、宇宙分野の多岐にわたる関係者の宣言を表明した取り組みです。 株式会社アークエッジ・スペース代表取締役の福代は、「超小型人工衛星コンステレーションの開発者、そして将来の運用者として、宇宙活動の長期的な持続性を保護することを約束致します。また、ネットゼロ・スペース宣言への参画に伴い、当社は、宇宙環境に与える影響を軽減するために必要な活動を実行し、宇宙の安全と持続可能性に関する取り組みや議論に、国内外問わず参加して参ります。」と述べております。 株式会社アークエッジ・スペースは、ネットゼロスペース宣言に参加するにあたり、以下の2つの事項を誓約しました。 超小型人工衛星コンステレーションの設計・開発・打上・運用終了後の管理までの全ての過程において、宇宙の安全性と持続性に関する国際的ベストプラクティスに従うこと。 超小型人工衛星を中心とした宇宙交通の規範・ルール作りに関する国際議論と宇宙での安全で責任のある行動の促進に、積極的に貢献すること。 より詳しいネットゼロスペース宣言の情報は、こちらをご参照ください。 https://parispeaceforum.org/en/initiatives/net-zero-space/ (英語)
株式会社アークエッジ・スペース 2機目の超小型人工衛星「OPTIMAL-1」打ち上げ成功
超小型衛星による低軌道コンステレーションおよび深宇宙探査を推進する株式会社アークエッジ・スペース(本社:東京都江東区、代表取締役 CEO:福代孝良)は、本日、当社2機目の超小型人工衛星である「OPTIMAL-1(オプティマル・ワン)」の打ち上げに成功しましたので、お知らせいたします。
株式会社アークエッジ・スペースが「衛星VDESコンソーシアム」の設立時メンバーとして参画
株式会社アークエッジ・スペースが「衛星VDESコンソーシアム」の設立時メンバーとして参画 海と宇宙の連携による海上安全の向上に向けて「衛星VDESコンソーシアム」設立のお知らせ 株式会社IHI、商船三井テクノトレード株式会社、古野電気株式会社、株式会社アークエッジ・スペース、株式会社東洋信号通信社、日本無線株式会社、三井物産株式会社は、公益財団法人笹川平和財団海洋政策研究所と共同で、次世代海上通信インフラである衛星VDESの社会実装を進めるため、衛星VDESコンソーシアム設立準備会合(2022年9月15日、写真)を経て2022年10月13日に総会を行い「衛星VDESコンソーシアム」を設立しました。 本コンソーシアムの総会では、規約の承認や役員の選出が行われ、正式な発足と活動の開始が宣言されました。なお、代表幹事は志佐陽氏(株式会社IHI)、副代表幹事は佐野義浩氏(商船三井テクノトレード株式会社)と荻野市也氏(古野電気株式会社)、事務局は公益財団法人笹川平和財団海洋政策研究所が務めることとなりました。また、本コンソーシアムのアドバイザーとして関連分野の有識者の方々からご助言をいただけることになりました(表)。今後は衛星VDES普及を通した海洋DX(Digital Transformation)の推進に向け、本コンソーシアムの会員受付を11月から開始いたします。本コンソーシアムの詳細については以下連絡先までお問い合わせください。 表 衛星VDESコンソーシアム アドバイザー(敬称略、あいうえお順) 氏名 所属・役職 加藤 光一 一般財団法人 日本船舶技術研究協会・ 専務理事 佐藤 徹 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻・教授 柴崎 亮介 東京大学 空間情報科学研究センター・教授 庄司 るり 東京海洋大学・副学長 教授 角南 篤 政策研究大学院大学・学長特別補佐 客員教授 中須賀 真一 東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻・教授 写真 衛星VDESコンソーシアム設立準備会合 (2022年9月15日) 「衛星VDESコンソーシアム」についてのお問い合わせ 取材のお問い合わせ 衛星VDESコンソーシアム お問い合わせ窓口 メールアドレス:contact@vdes.jp 公益財団法人笹川平和財団 コミュニケーション企画部広報課 メールアドレス:spfpr@spf.or.jp 衛星VDESとは 陸上に比して海洋におけるデジタル化の遅れが危惧されるなか、海上安全の向上にむけたデジタル通信網整備の必要性が高まっています。VDES(VHF Data Exchange System)は、自船の位置などを通報する装置としてすでに船舶運航や海上交通管理に利用するため普及が進んでいるAIS(Automatic Identification System:船舶自動識別装置)を拡張し、船舶・海洋を対象として双方向通信によりネットワークを構築することを目的としたシステムです(図)。AISに比べて最大32倍の通信レートを有することから、次世代AISと形容されることもあります。さらに衛星を利用することで、全地球規模の船舶の安全・安心並びに洋上業務をリアルタイムに連携することが可能になると考えられ、多数の衛星を協調させて運用する衛星コンステレーション構築に向けた国際的な取り組みが進められています。 衛星VDESコンソーシアムの活動について 衛星VDESの利用促進を行うため、様々な分野の産学官が連携してビジネス化のためのプラットフォーム構築を行うことを目的としています。なお、この活動を通じて、海洋国家である我が国のプレゼンス強化・海洋DX化に貢献できることが期待されています。主な検討項目・活動内容として、ユースケースやビジネスモデル検討、地上VDES通信実験、実衛星利用サービス開発などを予定しています。 図 衛星VDESに期待されるユースケース イメージ図 […]
アークエッジ・スペースの会社紹介動画を制作しました
株式会社アークエッジ・スペースは積極的な採用活動を行っています
エントリーはこちら : https://herp.careers/v1/arkedgespace
シリーズA追加クローズにより6億円の資金調達を実施し、シリーズAにおいて累計23億円の資金調達を完了しました
株式会社アークエッジ・スペース(本社:東京都千代田区、代表取締役 CEO:福代孝良)は、新たにスパークス・イノベーション・フォー・フューチャー株式会社及びシンガポールを拠点とする投資会社であるPavilion Capitalを株主に迎え、既存株主のインキュベイトファンド、三井住友海上キャピタル株式会社と合わせて6億3500万円を調達しました。 シリーズAラウンドにおいては、2022年1月に既にインキュベイトファンドをリード・インベスターとし、リアルテックファンド及び三井住友海上キャピタル株式会社を引受先として既に約17億円の調達を実施しており、シリーズAラウンドにおける調達額は累計23億円となりました。シードラウンドからこれまでに調達した資金調達は累計総額で約27億円となります。 今回の調達資金によって、採用等により衛星開発体制の構築・強化を加速させ、既に着手している、SDGs対応向けのIoT通信、地球観測、さらには海洋VDES衛星等の6U衛星コンステレーションの構築を確実に実現するとともに、2025年を目処に、月面活動にむけた衛星コンステレーション構築に必要となる超小型衛星の開発及び実証に取り組んで参ります。 資金調達の目的: ① 月面活動にむけた通信・測位衛星コンステレーション構築 2025年を目処に、月―地球間の超長距離通信システムの構築に必要となる超小型衛星の開発及び実証を行います。アークエッジ・スペースは、既に、日本政府の宇宙開発利⽤加速化戦略プログラム (スターダストプログラム) の戦略的プロジェクトである「⽉⾯活動に向けた測位・通信技術開発」における測位・通信システムの総合アーキテクチャおよび月測位衛星システムや月―地球間の超長距離通信システムなどの関連するシステムとその開発計画の検討の委託先として選定されております。 今回調達した資金により、月測位・通信システムを担う超小型宇宙機の開発・打ち上げ実証を着実に実施していきます。そして、2025年有人月面着陸、2030年代の有人火星着陸を目指す国際宇宙探査計画「アルテミス計画」など、国際的な月の探査・開発に関する活動が高まる中、アークエッジ・スペースは、日本の持続的な月・月以遠の深宇宙探査や月面産業の構築に貢献して参ります。 ② 6U衛星コンステレーション アークエッジ・スペースは、昨年、経済産業省「超小型衛星コンステレーション技術開発実証事業」(令和3年度 産業技術実用化開発事業費補助金)に採択され、「IoT通信」、「地球観測」、「海洋DX(VDES)」、「高精度姿勢制御ミッション」の4つのテーマに対応した6U衛星7機の設計開発から軌道上運用までを2025年までに実現することを目指しております。 今回調達した資金により、これらの衛星によって、世界中の政府・研究機関及び民間事業者に6U衛星プラットフォームを提供するサービス事業の実証をより確実なものにし、SDGs達成、地球課題解決、海洋のデジタルトランスフォーメーション、持続可能な宇宙産業の創出に貢献して参ります。 ③ 人材採用・組織力の強化 海洋のデジタル化、SDGs向けIoT衛星コンステレーション構築から、月面活動にむけた宇宙インフラ事業等に向けた各種エンジニアをはじめとし、これらの事業実現を推進するためのメンバーを幅広く募集しております。 https://arkedgespace.com/news/2021-10-11_career 引受先からのコメント: インキュベイトファンド 代表パートナー 赤浦 徹氏 福代社長とは2017年に出会いました。念願叶い2021年3月に出資させて頂いて以後、多数の案件を国内外で獲得し目覚ましい活躍を遂げられています。 同社は中須賀・船瀬研の最先端技術に裏付けられた超小型衛星を中心とした開発力と、福代社長を中心とする事業開発力を武器に世界の宇宙ビジネスをリードしていくものと確信しております。他株主様と力を合わせ、全力でご支援させて頂く所存です。 リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 小正 瑞季氏 2021年3月のシードラウンドにて出資させて頂いて以降、アークエッジスペースは複数の政府系事業の受託や地球低軌道ミッションの積み上げなど宇宙ビジネスのプラットフォーマーとして素晴らしい飛躍を見せています。地球上の様々な課題解決と人類のフロンティア拡大に大きく貢献し得るアークエッジスペースをリアルテックファンドは引き続き支援してまいります。 MSIVC2021V投資事業有限責任組合(無限責任組合員 三井住友海上キャピタル株式会社)投資開発 プリンシパル 安藤 雅明氏 アークエッジ・スペースは、世界有数の超小型衛星の開発力と宇宙産業における事業開発力を有しているスタートアップで、今後の成長を確信しております。同社は高性能な6U衛星の低コスト化と大量生産の手法を確立し、海洋のデジタルトランスフォーメーションやSDGs向けのIoT通信、さらには深宇宙探査や月面産業の構築に大きく貢献する独自の衛星コンステレーションの提供を目指しており、弊社はその実現に向けて全力でサポートしてまいります。 スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー株式会社 社長 見學 信一郎氏 我が国における唯一の本格的な超小型衛星コンステレーションの開発能力に加え、国内外での幅広い人的ネットワークやプロジェクト組成の実行力に期待しています。本邦ニュースペース産業のまさしくフロンティアを切り拓いていただきたいと願っています。 Pavilion Capital Head Japan Investments CHOUN Chee Kong 今回の資金調達ラウンドを通じて、アークエッジ・スペースは、6U衛星コンステレーション構築、月面活動に向けた通信・測位衛星コンステレーション構築、人材採用・組織力の強化に注力することになります。この活動により、アークエッジ・スペースは、組織として継続的にSDGs対応向けのIoT通信、地球観測、海洋VDES衛星等を開発することで、様々なグローバルの社会問題を解決し、更に月と火星の探査や開発に基づいて、長期的な 「宇宙ビジネス」に貢献できることを期待しております。 これまでの実績と直近の動き: ① JAXAの『⽉⾯活動に向けた測位・通信技術開発』の検討に採択(2021年12月) JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の公募型企画競争「『⽉⾯活動に向けた測位・通信技術開発』に関する検討」の委託先にアークエッジ・スペースが選定されました。月探査における基盤となる測位・通信システムの総合アーキテクチャおよび月測位衛星システムや月―地球間の超長距離通信システムなどの関連するシステムとその開発計画の検討を実施しております。 https://arkedgespace.com/news/2022-01-11_jaxa_moon […]
16.7億円の資⾦調達を実施しました。組織強化により衛星コンステレーション構築を加速化するとともに、月面活動に必要となる衛星インフラ構築に向けた実証を行います。
株式会社アークエッジ・スペース(本社:東京都千代田区、代表取締役 CEO:福代孝良)は、この度、シリーズA資金調達のファーストクローズにおいて、インキュベイトファンド(本社:東京都港区、代表パートナー:赤浦徹、本間真彦、和田圭祐、村田祐介、ポール・マクナーニ)をリード・インベスターとし、リアルテックファンド(本社:東京都墨田区、代表業務執行役:永田暁彦)及びMSIVC2021V投資事業有限責任組合(無限責任組合員 三井住友海上キャピタル株式会社、本社:東京都中央区、取締役社長:石上 壽一)等を引受先に合計16.7億円の第三者割当増資を実施しました。これまでに調達した資金調達は累計総額で約21億円となりました。 今回の調達資金によって、採用等により衛星開発体制の構築・強化を加速させ、既に着手している、SDGs対応向けのIoT通信、地球観測、さらには海洋VDES衛星等の6U衛星コンステレーションの構築を確実に実現するとともに、2025年を目処に、月面活動にむけた通信・測位衛星コンステレーション構築に必要となる超小型衛星の開発及び実証に取り組んで参ります。 資金調達の目的: ① 月面活動にむけた通信・測位衛星コンステレーション構築 2025年を目処に、月―地球間の超長距離通信システムの構築に必要となる超小型衛星の開発及び実証を行います。アークエッジ・スペースは、既に、日本政府の宇宙開発利⽤加速化戦略プログラム (スターダストプログラム) の戦略的プロジェクトである「⽉⾯活動に向けた測位・通信技術開発」における測位・通信システムの総合アーキテクチャおよび月測位衛星システムや月―地球間の超長距離通信システムなどの関連するシステムとその開発計画の検討の委託先として選定されております。 今回調達した資金により、月測位・通信システムを担う超小型宇宙機の開発・打ち上げ実証を着実に実施していきます。そして、2025年有人月面着陸、2030年代の有人火星着陸を目指す国際宇宙探査計画「アルテミス計画」など、国際的な月の探査・開発に関する活動が高まる中、アークエッジ・スペースは、日本の持続的な月・月以遠の深宇宙探査や月面産業の構築に貢献して参ります。 ② 6U衛星コンステレーション アークエッジ・スペースは、昨年、経済産業省「超小型衛星コンステレーション技術開発実証事業」(令和3年度 産業技術実用化開発事業費補助金)に採択され、「IoT通信」、「地球観測」、「海洋DX(VDES)」、「高精度姿勢制御ミッション」の4つのテーマに対応した6U衛星7機の設計開発から軌道上運用までを2025年までに実現することを目指しております。 今回調達した資金により、これらの衛星によって、世界中の政府・研究機関及び民間事業者に6U衛星プラットフォームを提供するサービス事業の実証をより確実なものにし、SDGs達成、地球課題解決、海洋のデジタルトランスフォーメーション、持続可能な宇宙産業の創出に貢献して参ります。 ③ 人材採用・組織力の強化 海洋のデジタル化、SDGs向けIoT衛星コンステレーション構築から、月面活動にむけた宇宙インフラ事業等に向けた各種エンジニアをはじめとし、これらの事業実現を推進するためのメンバーを幅広く募集しております。 https://arkedgespace.com/news/2021-10-11_career 引受先からのコメント: インキュベイトファンド 代表パートナー 赤浦 徹氏 福代社長とは2017年に出会いました。念願叶い2021年3月に出資させて頂いて以後、多数の案件を国内外で獲得し目覚ましい活躍を遂げられています。 同社は中須賀・船瀬研の最先端技術に裏付けられた超小型衛星を中心とした開発力と、福代社長を中心とする事業開発力を武器に世界の宇宙ビジネスをリードしていくものと確信しております。他株主様と力を合わせ、全力でご支援させて頂く所存です。 リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 小正 瑞季氏 2021年3月のシードラウンドにて出資させて頂いて以降、アークエッジスペースは複数の政府系事業の受託や地球低軌道ミッションの積み上げなど宇宙ビジネスのプラットフォーマーとして素晴らしい飛躍を見せています。地球上の様々な課題解決と人類のフロンティア拡大に大きく貢献し得るアークエッジスペースをリアルテックファンドは引き続き支援してまいります。 MSIVC2021V投資事業有限責任組合(無限責任組合員 三井住友海上キャピタル株式会社)投資開発 プリンシパル 安藤 雅明氏 アークエッジ・スペースは、世界有数の超小型衛星の開発力と宇宙産業における事業開発力を有しているスタートアップで、今後の成長を確信しております。同社は高性能な6U衛星の低コスト化と大量生産の手法を確立し、海洋のデジタルトランスフォーメーションやSDGs向けのIoT通信、さらには深宇宙探査や月面産業の構築に大きく貢献する独自の衛星コンステレーションの提供を目指しており、弊社はその実現に向けて全力でサポートしてまいります。 これまでの実績と直近の動き: ① JAXAの『⽉⾯活動に向けた測位・通信技術開発』の検討に採択(2021年12月) JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の公募型企画競争「『⽉⾯活動に向けた測位・通信技術開発』に関する検討」の委託先にアークエッジ・スペースが選定されました。月探査における基盤となる測位・通信システムの総合アーキテクチャおよび月測位衛星システムや月―地球間の超長距離通信システムなどの関連するシステムとその開発計画の検討を実施しております。 https://arkedgespace.com/news/2022-01-11_jaxa_moon ② Comet Interceptorにおける超小型探査機システムの概念検討に採択(2021年8月) JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の公募型企画競争「Comet Interceptor ミッションにおける超小型探査機システムの概念検討」の委託先にアークエッジ・スペースが選定されました。 ③ 「超小型衛星コンステレーション技術開発実証事業」に採択(2021年8月) アークエッジ・スペースの6U衛星コンステレーションプログラムが、経済産業省「超小型衛星コンステレーション技術開発実証事業」として採択されました。2023年より随時6U衛星を打上げ、2025年までに「IoT通信」、「地球観測」、「海洋DX*」、「高精度姿勢制御ミッション」の4つのテーマに対応した6U衛星7機による実証を行います。 https://arkedgespace.com/news/2021-08-31_meti_6u *海洋のデジタル化を実現するVDES衛星の軌道上実証 https://arkedgespace.com/news/2021-10-08_vdes ④ RWASAT1号機の打上及び運用2周年 ルワンダ国初の衛星、3U超小型衛星を受注。ルワンダ政府関係機関及び東京大学と共に製造・開発を行い、2019年に国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟から放出された。2021年には放出2年を迎え、LoRa通信により、東京からRWASAT-1に向けて、1周年記念メッセージを送信する試験を実施し成功、2022年1月現在も運用中。
JAXA「『⽉⾯活動に向けた測位・通信技術開発』に関する検討」の委託先に選定 ~月測位衛星システムや、月―地球間の超長距離通信システムなどの開発を検討~
株式会社アークエッジ・スペース AAI – GNSS技術士事務所 株式会社清原光学 KDDI株式会社 株式会社KDDI総合研究所 三菱プレシジョン株式会社 株式会社アークエッジ・スペース(本社:東京都千代田区、代表取締役:福代 孝良、以下 アークエッジ・スペース)は、2021年12月22日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下 JAXA)の公募型企画競争「『⽉⾯活動に向けた測位・通信技術開発』に関する検討」(以下 本検討)の委託先に選定されました。 本検討は、アークエッジ・スペース、株式会社ispace(本社:東京都中央区、代表取締役:袴田 武史)、AAI – GNSS技術士事務所(兵庫県三田市、代表:荒井 修)、株式会社清原光学(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:篠永 浩彦)、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙橋 誠)、株式会社KDDI総合研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長:中村 元)、国立大学法人東京大学 大学院工学系研究科(所在:東京都文京区、研究科長:染谷 隆夫)、三菱プレシジョン株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:藤本 聖二)でコンソーシアムを組成し、2022年1月初旬から2022年3月25日の期間、月探査における基盤となる測位・通信システムの総合アーキテクチャおよび月測位衛星システムや月―地球間の超長距離通信システムなどの関連するシステムとその開発計画を検討します。本検討を通じて、国際的な技術調整の場で提案できるアーキテクチャの設定および当該アーキテクチャに必要と考えられるキー要素技術の研究開発の加速に貢献します。 日本政府は、「⽉⾯活動に向けた測位・通信技術開発」(主担当庁:文部科学省、以下 本プロジェクト)を、宇宙開発利⽤加速化戦略プログラム(スターダストプログラム)(注1)の戦略的プロジェクトとして位置付けています。本プロジェクトはJAXAがプロジェクト管理を行い、アークエッジ・スペースを本検討の委託先として選定しました。 2025年有人月面着陸、2030年代の有人火星着陸を目指す国際宇宙探査計画「アルテミス計画(注2)」など、国際的な月の探査・開発に関する活動が高まっています。 日本においても、国際連携の中で月面活動における測位、通信といった基盤を早期に整備し、リードしていくことが求められています。 アークエッジ・スペースおよびコンソーシアム各社は、産官学連携の下、スピーディな技術開発・実証を強力に推進することで、日本の持続的な月・月以遠の深宇宙探査や月面産業の構築に貢献していきます。 (注1)⽉⾯開発、衛星基盤技術の強化など、各省の縦割りを排し、連携して取り組むべき研究開発プロジェクトを選定・推進する政府予算のプログラム (注2)米国が提案している国際宇宙探査計画で、2025年有人月面着陸、2030年代の有人火星着陸を目指すと発表されている。また月周回有人拠点「ゲートウェイ」を構築する計画を発表し、日本政府も参画を表明している。