アークエッジ・スペースの先進的な小型衛星技術を活用し、月面ローバや月面基地建設など月面での活動に必要な測位・通信のインフラを構築し、月面産業の構築に貢献していきます。
NASA主導の国際宇宙探査計画「Artemis (アルテミス) 計画」をきっかけに、人類の生活圏・経済圏が月面へ拡大し、様々なビジネスを含む月面産業が立ち上がろうとしています。
月面ローバや月面基地建設など月面で自由に活動するためには、地上と同様に通信や測位(PNT※1)などの基礎的なインフラが必要不可欠です。各国で検討が進められており、JAXAでも統合アーキテクチャと月測位衛星システム(Lunar Navigation Satellite System:LNSS)等が検討されています。
※1: PNTシステムとは、Positioning (測位)、Navigation (航法)、Timing (時刻配信) の機能を有するシステムです。
現在、月面における経済活動の基盤となる月測位衛星は各国とも国主導で開発されており、ほとんどの民間企業はデータを用いたサービス提供がメインです。
アークエッジ・スペースは、民間企業として、官民学連携のもと、衛星バス部からミッション部の月測位ペイロードまで、一気通貫で月測位衛星システムを開発中です。最先端技術の開発により、月面産業への測位・通信インフラの提供を目指します。
月測位通信アーキテクチャ
月測位実証衛星 (初号機)
※2:衛星コンステレーションとは、複数の人工衛星を協調させて運用する衛星群 (システム)を示します。※3: GNSS (Global Navigation Satellite System, 全地球航法衛星システム) はGPSに代表される、衛星を用いた測位システムです。2024年現在、アメリカ、ロシア、欧州、中国が保有します。