小型衛星コンステレーションの企画・設計から量産化、運用まで総合的なソリューション提供を行う株式会社アークエッジ・スペース(本社:東京都江東区、代表取締役 CEO :福代孝良、以下「アークエッジ・スペース」)は、COP30ジャパンパビリオンにおいて、環境省地球環境審議官 土居 健太郎氏立ち合いのもと、タジキスタン共和国政府環境保護委員会傘下の水文気象庁(Agency for Hydrometeorology)内の「氷河学センター、気候変動・オゾン層研究センターおよび環境モニタリング部門」との間で、衛星画像解析を用いた氷河および温室効果ガス(GHG)モニタリングに関する共同研究を目的とした覚書を締結したことをお知らせします。
■覚書締結の背景
タジキスタン共和国は、中央アジアの主要な水資源となる氷河を数多く擁しており、その変動は地域の水資源管理や気候変動の影響評価において極めて重要な指標となります。また、温室効果ガスの排出状況や大気中の微粒子濃度など、環境状態の把握も持続可能な社会づくりに向けて優先度の高い課題です。
アークエッジ・スペースは、高度な衛星データ解析技術を活用し、タジキスタン共和国における気候変動対策と環境保全に貢献してまいります。
■覚書の主な内容
✓共同研究の対象分野
・氷河の変動モニタリング(衛星画像を活用)
・温室効果ガス(GHG)排出状況の衛星観測
・大気中の浮遊粒子・環境汚染の衛星観測
・高度な衛星データ処理技術および気候モデルの共有
✓知見共有及び技術交流
・両者の専門家によるセミナー、研修、ワークショップの開催
・衛星データ処理や気候分析の手法に関する相互学習
・必要な分析ツールやソフトウェアへのアクセス支援
・研究者・若手専門家のインターンシップによる人材育成
✓各機関の役割
タジキスタン側
・氷河・GHG・環境汚染に関する既存データの提供
・パイロットサイトの選定や現地調査の支援
・研究成果の国内外への発信支援
アークエッジ・スペース
・衛星画像および技術的専門性の提供
・衛星データ解析に関する技術サポート
・氷河・気候変動・大気環境に関する共同プロジェクトの立案支援
・国際機関(JICA、世界銀行、ADB等)との連携構想の検討
■今後の展望
本覚書により、両者は衛星データを活用した科学研究の深化と、国際的な環境モニタリングの先進事例となるプロジェクト創出を目指します。
アークエッジ・スペースは、衛星コンステレーションや衛星データ解析技術を活かし、気候変動対策、水資源管理、環境保全に貢献する取り組みを国際社会とともに推進してまいります。
■株式会社アークエッジ・スペースについて
アークエッジ・スペースは、超小型衛星コンステレーションの企画・設計から量産化、運用まで総合的なソリューション提供を行う宇宙スタートアップ企業です。
“衛星を通じて、人々により安全で豊かな未来を”実現することを目指し、今後は地球観測、船舶向け衛星通信(衛星VDES)、光通信、低軌道衛星測位等に対応した超小型衛星コンステレーションの構築を実現するとともに、月面活動にむけた衛星インフラ構築や深宇宙探査など、多様なミッションニーズに対応する宇宙の開発利用を推進します。
本社所在地 :東京都江東区有明一丁目3番33号ドーム有明ヘッドクォーター3階
代表取締役CEO :福代 孝良(ふくよ たかよし)
設立 :2018年7月
WEB :https://arkedgespace.com/